カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

京都出身アラサー男子がカナダの辺境で永住権を取るまで頑張る日記

辺境から一応ご報告

体調不良が一ヶ月ほど続いており、ブログも全く更新していませんでした。それでも普段の半分強ぐらいアクセスして頂いており、有難く思っています。

今回はとりあえず生存報告ぐらいしようと思い更新しました。生きてます!死んでません!

 

ホワイトホースのお医者さんに行く途中、道路が羊で埋まってました。

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 クラクション鳴らしても車を近づけても全然どかない。たくましいです。

 

 

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 待ってたら山に帰ってくれました。

 辺境ライフはあと2週間ぐらいで終了です。それまで頑張って生き延びます!

カナダ永住権までの道のり①

前回の記事で述べましたが、カナダの永住権を取得しました!

永住権取れました! なのでタイトルも変更。 - カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

 

今回は永住権取得に至るまでの道のりを紹介したいと思います。

もしこの記事を永住権取得のために参考にする!という方がいらっしゃれば有難いです。しかし私がプロセスを開始したのは2016年ですので、必要用件やプロセス時間など様々な事項が変わっている可能性があります。もし応募される場合はカナダ移民局やユーコン政府のサイトなどを通じ最新の情報を手に入れて頂くようお願いします。

 

カナダは移民の国として知られており、様々な手段で永住権取得を目指すことが出来ます。私はユーコンノミニープログラム(YNP)という、他の手段と比べかなりハードルが低いであろうというカテゴリーで永住権を取得しました。

 

ハードルが低い理由としては、

①カナダでの職歴、学歴が問われない

②高い語学力も問われない

③主にエントリーレベルの職種がプログラムの対象なので、仕事を見付けやすい

といった点があります。

 

YNPを通じた永住権取得の流れを大まかに説明しますと、

①雇用主を見つけ、一緒にYNPに応募する

②2ヶ月ほどでユーコン政府から認可の連絡が来る

③カナダ政府に永住権申請する

となります。

 

2016年5月にユーコン準州に到着したところから振り返っていきたいと思います。

 

2016年5月

ユーコン準州に到着。とりあえずホステルに1週間泊まり、その間に家と職を見つけようという計画でした。2日目にいい感じの家を見つけ、とりあえず2か月分契約。Cookで職を探していたため、数件のレストランにレジュメを渡したものの、返事は無し。ホワイトホースはそれほど大きい町ではなく、レストランの絶対数も少ない。仕事見つかるかなぁ・・と先行き不安になっていたところ、仲良くなったホステルのオーナーが仕事を紹介してくれました。

辺境のホテルにあるレストランが人手を探してて、YNPもサポートしてくれるらしいよ」

ネットでその辺境の情報を検索してみると、スーパー、病院、カフェ、娯楽・・何もない。ここでこれから1年以上生きていけるのか?話によると、ここに行くための公共交通機関も無く、車でしか行けない様子。じゃあ車も必要だ。どうしようか悩んだ結果、まぁ、、やってみよう!多分大丈夫!と根拠のない自信を胸に、飛び込むことにしました。就活は運良くわずか4日で終了しました。

就業開始は6月1日らしいので、契約した家には2週間だけお世話になり、ホワイトホースでのんびり過ごしました。

しかしここでミスが一つ。YNP応募に必要な語学試験はユーコンのどこかで受ければいいや、と思っていましたが、なんと受けられるところが一つもありません。確認ミスです。急遽バンクーバーに行き、CELPIPを受けてとんぼ返りしました。

 

そして5月31日、辺境から上司が迎えに来てくれました。

 

2016年6月

辺境のホテルに到着。私がきちんと働けると判断したあとにYNPに申請してもらえる様子。

以前日本食レストランで働いていましたが、カナダのレストランだとやっぱりメニューが全然違います。Grilled Cheese Sandwich, Breakfast sandwich, Clubhouse sandwich, Sheppards pie, Beef Quesadilla,などなど初めて作る料理ばかり。

目玉焼きの作り方もsunny side up(片面焼く)しか知りませんでしたが、over easy (黄身を半熟のまま両面焼く)、over medium(over easyに比べもう少ししっかり焼く)など始めて知る知識が多く、新鮮でした。

 

2016年7月

働き始めて1ヶ月経ち、レストランのメニューは全部覚え、YNPの申請始まらないかなーと思っていたら上司が「大切な話がある」と。

「レストランの営業時間を短縮することに決めたので、君をフルタイムで雇うことができなくなった(YNP申請にはフルタイムの労働時間が必要)。だから君を解雇せざるを得ない

 

????

 

(続く)

永住権取れました! なのでタイトルも変更。

永住権取れました! やった!

 

タイトルも変更しました。

カナダの辺境で永住権を目指すブログ⇒カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

 

最初のブログ記事 カナダの辺境で永住権を目指すブログ開始 - カナダの辺境で永住権を取った人のブログ で自己紹介しましたが、将来カナダに移住しよう!と決心したのは大学生のとき。まだ21歳のころで、今私は33歳なので、12年も掛かりました。

 

でも正直、この方法での永住権取得はおすすめしません笑 ブログの中で私が文句を喚いてるところを確認していただくと、辺境の辛さをご理解頂けるんじゃないかと思います。

(喚いてるところ)

辺境ライフをあまりおすすめしない理由前編 (仕事での苦労編) - カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

辺境ライフをあまりおすすめしない理由後編(コミュニティでの苦労編) - カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

永住権のルールを巡り上司とバトる話 - カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

急にマイナス30度になると寒い+ヤバい人が銃持ってうろついてる日常 - カナダの辺境で永住権を取った人のブログ

 

このブログの意義が「絶対に辺境に永住権取りに来ないでください」になっている気もしますが、辺境で無いにせよ、働き始めてから、本当にこの職場で何年もの間頑張っていけるのか?と立ち止まってみることは大切だと思います。自分の場合、多分きついだろうけど今しか出来ない体験だし頑張ってみるか!という判断をしました。で、引き下がれなくなりました。仕事に対して何を求めているのかは人それぞれだと思いますが、自分の中にある優先順位を整理して、続けるか別の方法を探すかの判断を下すことは大切だと思います。

 

プライベートにせよ、職場にせよ、自分の好きな(尊敬できる)人と日々を暮らしたり働いたり出来ることの幸せを十分に理解しました。その落差が理解出来ただけでも、長い間辺境暮らしを経験した意義があったのではないかと思います。

 

前回のブログでも言いましたが、カナダ永住権に関する内容をあまり書いてなかったですね。次のブログで永住権取得までの詳しいプロセスを書こうと思います。

 

色々辛いこともありましたが、途中で投げ出さずに永住権取得できてよかったと思います。(最終回じゃないですが)今までお読み頂きありがとうございました。