逆流性食道炎歴3年の人のメモ
逆流性食道炎と診断され3年になります。
ここ3年間良くなったり悪くなったりを繰り返し、未だ完治していないので、3年間で得た経験、知識をシェアしようと思います。
2017年頃(ユーコンのホテルで働いていた頃)から胸の中心辺りが痛み始め、どうやら特定のものを食べると痛むということが分かりました。カナダの医者から「多分食道炎だ」との診察を受けたものの、カナダではすぐに内視鏡検査を受けることが出来なかったため、日本への帰国時に内視鏡検査を受けました。
検査結果は「食道裂孔ヘルニア」と「逆流性食道炎」。
食道裂孔ヘルニアとは胃の入り口に異常が見られる状態であり、これにより胃酸が逆流し食道を痛める逆流性食道炎が起こりやすくなります。
これがなかなか厄介なんです。
そもそもなぜ始まったのか
逆流性食道炎の原因は様々で、自分の場合はストレスと食生活が主な原因だと思っています。
ストレスに関してはユーコン辺境生活(過去のブログ参照)の中ストレスをうまく発散できなかったこと、食生活に関しては食べてからすぐ寝るというのがNG行動らしく、たまにやってました。睡眠までいかずとも食べたあとゴロゴロするのも胃腸への負担になるらしいです。
他には食べすぎ、肥満、喫煙、肉類など消化が悪いもの中心の食生活、便秘などから引き起こされる場合もあるそうです。
NG食品、飲み物
カフェイン
コーヒー、大抵のお茶はダメ。烏龍茶や玄米茶などは大丈夫なイメージがありますが、カフェインが入っています。ハーブティーは大丈夫ですが、レモンやミント入りのものはNG。
じゃあ何飲めばいいんだい!って話ですが、麦茶、ルイボスティーはセーフ。カフェインフリーのコーヒーやお茶も販売されています。写真のバニラ味のルイボスティーは美味しくておすすめです。低脂肪の牛乳や、その他アーモンドミルクなどの乳製品も大丈夫です。
アルコール
炭酸類
永住権を取ったときに友達がシャンパンを開けてくれて、ちょっとぐらいならいいかなーと飲んでたら大ダメージを受けた悲しい思い出があります。
辛いもの、スパイス類全般
唐辛子類はもちろん、コショウ、ニンニクも。
油分が多いもの 特に揚げ物、ポテトチップなど
糖分が多いもの ケーキなど洋菓子は油分も多く危険
酢 リンゴ酢は大丈夫という記事も見かけますが、個人的には負担を感じます
トマト 加熱してもダメ、ケチャップ、トマトソースなど加工品も控えるべき
玉ねぎ 市販のドレッシングに入っている場合が多い、加熱してもダメらしい。
柑橘類 レモン、オレンジなど。
チョコレート
NG食品については意見が分かれるところもあるらしいですが、以上の食品に気をつけるべきです。特に外食時の管理が難しく、香辛料の確認や、可能なら~を使わないで欲しいとリクエストをする場合もあります。
おすすめ食品
オートミール
パン
バナナ、スイカ、メロン
低脂肪の食肉 鶏の胸肉、白身魚など
低脂肪の乳製品 低脂肪乳、ヨーグルト、アーモンドドリンクなど
緑黄色野菜
豆腐、豆類
いいところ
逆流性食道炎に掛かったことによるメリットを挙げるとするなら、普段食べているものに気を遣うようになる点です。食べられないものが増えるのはストレスが貯まりますが、(特にコーヒー、チョコレート、カレーなど大好き)。油分、糖分を控えないといけないので食事が自然と健康的になっていきます。
前述のルイボスティーなどは食道炎になるまで知らなかったですし、リスクの少ない豆類を使った料理や、自作のドレッシングも作ったりと、胃腸に優しい選択肢が増えたのではないかと思います。
それでは今回も記事をご覧いただきありがとうございます。