辺境で大自然をエンジョイする方法いろいろ
バンクーバーからホワイトホースへのフライト時の写真。ユーコンでは大自然をエンジョイできます。
・オーロラ
(家の近くで撮影)
(ホワイトホースで撮影)
カナダ北部はオーロラが観測できるオーロラベルトに属しており、オーロラ鑑賞が出来ます。
夏場は白夜のため観測できず、冬場は一応出来ますけどマイナス30~40度の中ずっと外でオーロラ撮影するのはかなりの苦行なので、もしオーロラツアーなどで訪れる予定があるなら、春か秋がおすすめです。
ちなみに上の写真はデジカメでの撮影です。(Sony Cybershot RX100)一眼レフでなくとも、必要な機能が備わっていれば何とか撮影出来ます。
・ドライブ
去年車を買って以来もう9000キロドライブしました。ドライブの注意点は大分前に記事にしましたが、(ぶきっちょさんへ感謝+わりと命がけなドライブ - カナダの辺境で永住権を目指すブログ)、冬場以外は比較的のんびりドライブできます。
ユーコンにはRVパークを併設しているホテルがかなり多いため、安価で日をまたいで遠出することも出来ます。
・野生動物
先週の内容とちょっと重複しますが、都会暮らしでなかなか会えない野生動物がユーコン生活では割と身近です。
ホワイトホースから少し離れたところに"Wild Life Preserve"という野生動物保護区があり、巨大な放し飼いの動物園みたいな感じでかなりオススメです。
他にもキャンプ、ハイキング、犬ぞりなどなど、特にアウトドア派が喜ぶアクティビティがユーコンには多いのではないかと思います。
辺境での最近の話(野生動物を良く見かける、PRで新事実発覚)
日本ではまだまだ暑い日々が続いていると思いますが、カナダの辺境では気温がたまにマイナスになります。冷房ではなく、もう暖房をつけています。
・野生動物をよく見かける
最近地元の人から近くにコヨーテが居るから念のためベアスプレーを携帯しておいたほうがいいよと聞きました。コヨーテ(Coyote)とは小柄なオオカミのようなものらしく、噛まれる危険性もあるらしいです。
家の裏庭に普通に居ました。
あとクマも居ます。ドライブ中にたまに見かけます。
(逃げるクマ)
(クマの家族)
(友人の画質のいい写真を拝借)
(夜間ドライブで見かけたシカ)
・PR(永住権) で新事実発覚
先日multicultural centreの人が来てくれました。辺境での暮らしの視察ということですが、永住権に関してのアドバイスも貰えました。
その中で気になったことが一つ。永住権申請プロセスの一つに健康診断(medical check)の必要があるのですが、(参考リンク)メディカルチェックを受けに行く - カナダの辺境で永住権を目指すブログ
「医療機関から自分のmedical checkがきちんと送付されたかどうか確認したほうがいい」と。レポートの送付を忘れられてる場合もありますよ。前にも、、ねぇ・・。 みたいな不穏なことを言われました。おぉ怖い怖い・・。政府のサイトで簡単に確認できるらしいので行ってみると・・。
(サイトのスクリーンショット)
Medicalの受付は出来てた! でも知らなかったことが一つ。確かに7月4日にApplicationを受け取った旨のメールは8月25日に受け取りましたけど、その日からプロセスが始まってるんですね。
7月4日に開始だと思い込んでたので、予定より1ヶ月半ぐらい遅れそうです。まぁ犬ぞりとかやってみたいんで、もう一冬過ごすかもしれません!
ユーコンで初登山。King's Throne登山ガイド
毎週日曜に投稿していたのですが、先週はなんやかんやありまして投稿出来ませんでした。なので今週にいつもの2倍以上の記事を書きます。
先々週の記事(山登り計画中 - カナダの辺境で永住権を目指すブログ)
に3つ候補を挙げましたが、そのうちのKing's Throneへの登山に誘われたため、行くことにしました。
先週に載せたハイキングのサイトによると難易度はDifficult。Cliff side trailとは何ぞや?と思っていたら実際その通りでした。後々写真で紹介します。
・持ち物
普通のハイキング用の用意に加え、
・ニット帽か耳あて、ウィンドブレーカー(山頂付近はかなりの強風なため)
・多めの水分 (目安として8-10時間の長めのトレイル)
・軍手 (たまに岩をよじ登ります)
を持っていくといいでしょう。
・行き方
バス、電車など交通機関はありませんので、車で行くことになります。最寄の街はHaines Junctionで、Haines方面に10分ほど走ります。
すると右側にKathleen lake方面へ行く看板が見えますので、そこで曲がります。
(Kathleen lake)
Kathleen lakeの近くにKing's Throneハイキングトレイルの入口があります。
(トレイルのマップ)
途中までは森の中を進んでいきます。
基本的にはずっと上り坂ですが、確か3時間ほど進んだ地点で広々とした広場があり、多数の人が休憩しています。お昼ごはんタイムです。
このあたりから完全に森を抜け、足元も険しくなっていきます。
前述の”Cliff side trail”はこんな感じ。バランスを崩すと転げ落ちかねません。
山頂はこっちですよ!みたいな看板は一切ありません。地面のちょっと白くなっているところを進んでいきます。
(疲れてペースが遅い僕を待ってくれるベルギー人の友人)
山頂付近。かなりの強風です。去年の雪がまだ残っています。
たまに岩肌をよじ登ることもあります。
この辺りになると野生動物もいません。食べ物も草もほとんど無いですしね。
岩がどんどん大きくなっていきます。一つ目の山頂(first peak)を超えてからは山頂から山頂へと歩いていく感じです。
バランスを崩さないように歩いていきます。
やっと頂上が見えた! 熟練者のベルギー人とフランス人に頑張って着いていきます。
山頂! このイヌシュクのようなものが山頂のサインらしいです。
山頂からの景色。
帰りも大変です。5回ぐらい岩に足をとられて転げました。
というわけでKing's Throneを無事に登頂することが出来ました。Difficultなだけあってかなりきつかったです。標高は1,442M、歩く距離は16km。掛かった時間は8.5時間ぐらいでした。
もし興味を持たれた方はくれぐれも登頂経験のある方か、ハイキング熟練者と一緒に行った方がいいです。迷子(遭難)の危険があります。
もう夏は終わりハイキングに適した季節になってきたので、9月中にもう一つどこかへ行けたらなと思っています!